ここ最近、山口県阿武町の給付金誤送金がニュースで取り上げられています。果たして彼はお金を手に入れて幸せになれたのでしょうか?
自分のお金ではないですし自由に使えるお金ではないので、多くの人が不幸になったと思うでしょう。もちろん私もそう思います。
今回はお金と幸せの関係や、幸福のために自分が考えることを書きたいと思います。
宝くじの当選は幸せか?
先述の給付金の件は意見の分かれる話ではないと思います。ではこれが宝くじで自分のお金、自由に使えるお金だとどうでしょうか?
宝くじを購入する方はもちろん当たることを期待して買っているわけで、当たれば幸せと漠然と思っているかもしれません。
私は宝くじは買いませんが、同じように棚ぼた的に自分が使えるお金が手に入ったらどう考えるかは難しいと思いつつ、現時点の私自身の考えとしては宝くじが当たっても「幸せにはなれない」と考えています。
幸せになれないと考える理由(自身の経験)
まず過去の経験からすると2つあります。
一つは年収アップを経験しつつも幸福度とは相関がないと知ったから。転職によって年収が1.5倍になったことがあります。当然その年は収入が高いことによる幸福感は高かったと思いますが、今ではその年収が当たり前となってしまい当時感じていた幸福感はあまり感じてないと思えます。
もう一つは何かを購入した時の幸福感とそれの持続についてです。収入アップとほぼ同じような内容ですが、昔から憧れていて10年がかかりで手に入れたものがありました。これも同じく手に入れた瞬間は高い幸福感はあれど長く持続するものではないと思います。
幸せになれないと考える理由(高所得者のことを考えたとき)
またここ数年で芸能人の方の訃報を目にしますが、ここからも収入と幸福度の関係を考えてしまいます。一概には言えませんが、少なくとも私よりは桁違いで収入がある方々の訃報を見たときに、収入と幸福度は比例しない、そればかりか収入が高すぎると幸福度が下がるとまで思えてきました。極端な話をしてしまえば様々なものが簡単に手に入るって幸せなのか?例えば普通の収入の人は憧れるものを努力して買うことに、ある一定の幸せを感じられることもあります。しかしそれがなかったとしたら。何かを買うことによる幸福感は一般人に比べ少ないかもしれません。またお金があるからこその悩みも出てきます。人間関係については自分に興味を持ってくれているのか、お金に興味があるのかは悩みだと思います。
収入と幸福度については心理学者ダニエル・カーネマン教授により「年収800万までは年収と幸福度は比例するが、1500万を越えると頭打ちになる」という研究なども知られています。私は先に述べた考えなため、この研究には納得感があります。
私が考えるお金と幸せの理想の関係とは?
収入と幸福度の関係をコントロールする。
例えば、お金を使わないことに幸福を感じられれば良いですし、逆にモチベーションの一つとして選択的にお金を結びつける。なかなか難しいことではありますが、これが自由にできるようになるのが理想だと思っています。
足るを知る
収入アップ、憧れのものを手に入れても持続しないと書きましたが、私にはこれが足りてなかったのではと思います。老子の言葉ですが現代では世界で最も貧しい大統領として知られるホセ・ムヒか大統領も同じ思想です。
私は貧しいことを美とする必要はないと思いますが足るを知る、身近なことで言い換えれば日々の何気ないことに感謝をすることが大切なのではと思っています。
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