Simple is Best

「必要がないなら多くのものを定立してはならない。少数の論理でよい場合は多数の論理を定立してはならない」哲学者オッカムの言葉です。
日本製のものを見ると無駄に複雑、特にデザインにおいてはそれを感じる場面があります。
政治を見ても無駄に複雑なことをして本来の目的は忘れ去られているのではないかと思う事例もいくつもあります。
今回は日本人の苦手なシンプルに考えることについて考えてみます。

シンプルに考えらない要因

加えること、減らすことの差

人間は一度保有したものを手放したくないという心理が自然と働くようです。これは行動経済学でいうと保有効果というものです。思考においても何かを付け加えることにはエネルギーを注ぐものの、何かを削除するのには似たような心理が働くのではと思います。

企業における人事評価

企業では更に人事評価がそれを助長させます。どうしても評価には数値化が必要とされやすいことや、見えないものの価値というものがわかりにくいため見えるものが扱われやすいことが考えられます。

考えるべきこと

要因への意識

前述した要因(保有効果、人事評価)を強く意識すること、意識が弱いと自然と複雑になっていくということを個人も組織も理解することが大切です。

減らすための具体策

意識だけだと具体的なイメージがわからないという場合は次のことを試してみると良いでしょう。何か既に決まっていることに対し「一旦無くした時に、再度自分から提案をするか?」を考え、もし自分から必要性を訴えるほどのことが感じられないのであれば、無くすことを考えるべきです。

幹、枝葉による構造化

これは日頃から行なって慣れていないと難しく感じる方もいるでしょう。何か発言する時、思考を巡らす時構造化をするチャンスは数多くあります。ここを有効に利用することと、頭の中で考えるだけではなく書き出すこと、これを繰り返すことにより構造化の思考が身についてきます。

まとめ

頭の回転が速い人と話をすると難しい内容であってもとてもシンプルに話をしてわかりやすく伝えてくれます。
その裏には幹と枝葉の構造化が自然とできるスキルがあります。そして複雑化への懸念という強い意識を続けることによる習慣化と、上述した「再度提案するか」などの具体的な確認方法を繰り返した経験がそのスキルを生むのだと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました