いつも時間に追われている人といつも余裕のある人この違いはなんでしょうか?
時間が足りないのではない。時間をみすみす浪費しているから、そう思うだけなのだ。哲学者セネカの言葉です。
「時間の浪費なんてしていない」という声もあると思いますが、いつも時間に追われているのであれば時間の使い方について考えてみても良いかもしれません。
3つの考えるべきこと
期限に合わせるか?着手できる時点でやるか?
要は後回しにしないということです。仕事においても日々の生活においても何か期日が決まっていたりすることは沢山あります。同時にこれらは着手できるタイミングも決まっています。これらをなるべく着手できるタイミングに合わせて行ってしまうのが理想的です。副次的には気持ちに余裕が生まれミスなどもなくなることが期待できます。ただし次に述べるどれくらい時間をかけるかは注意が必要です。開始のタイミングを早めてもかけてる時間を増やしてしまっては意味がありません。
まずは必要最低限な時間を使う
何かをする際に必要最低限なこと(must)と余裕があればやりたいこと(want)とがあると思います。まずこの必要最低限なことをなるべく前倒しで行います。
少し話は変わりますが人間の目の構造も似たような構造をしています。目で映像を感知する際の細胞に錐体と桿体というものがあります。錐体は感度は低いものの色が認識でき桿体は感度は高いものの色の認識ができません。暗いところでもものが見えるしくみは桿体が色の認識はせずとも最低限の情報を感知してくれるからです。これがなく常に色を必要とすると逆に暗闇でものが見えないとなってしまいます。
時間の使い方に戻るとmustとwantを分けずに最初から全てに時間をかけてしまうとタイムオーバーになってしまうので、まず必要最低限の内容でタイムオーバーを避けるということです。その上で時間を使い切らない余裕があればやることをすれば時間に追われるということからも回避できます。
終わりを考える
何か期限がある時例えば10時間後に何か期限があるときにまず10時間後の達成水準を考えます。そしてそこから割り算で半分の5時間や1/5の2時間ごとのやることを決めます。しかしあくまでも意識するのは区切られたタイミングの開始時間です。これは何も時間単位の話ではなく人生においても言えることでハイデガーは死を意識してそこから逆算で考える時間の概念を提起しています。今の時代の成功者も皆さん同じような考えをされているのをよく聞きます。
まとめ
時間は誰にでも平等に与えられています。しかし人によって違いが出るのはセネカの言う通り浪費しているのかもしれません。時間の浪費をしないために終わりから逆算して必要最低限な時間を着手できるタイミングでかける。これができると少し余裕が生まれるのではないでしょうか。
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